シンガポールは小さな小さな国ですが
歴史的にも文化的にも非常に奥の深い国です。
そこに魅力が凝縮されていると行っても過言ではないのですが
今回はシンガポール旅行最大の関心事の一つであろう
食文化について見てみたいと思います。
日本でも最近は各国の料理が進出し、選びたい放題になってきましたが
そもそもは日本料理として独自に発展してきたものが多数です。
しかしシンガポールは
◆独立までマレーシアの一部だったこと
◆またこの地域に多くの中華系の人々が流入していたこと
◆欧米に侵略を受け、イギリスの植民地となったこと
◆その時代、インドとの貿易が盛んだったこと
などなど
諸々の事情からとにかくいろいろな人種の人々が集まってできた国ですので、
もちろん食文化にも各地の要素が集まり、またそこから独自のものへと進化してきました。
と難しいことはさておき、結局
シンガポールで何を食べればいいのか?と言う話ですね。
料理の系統はざっくりと
中華系・マレー系・インド系・欧米系と分けられます。
いずれの系統でも下は屋台やフードコートなどの庶民派日常系から
上はホテルのレストランなどの高級系とありますので、その日の気分と懐具合でお決めください!
各系統代表選手
【中華系】中華と言えどいろいろ種類はありますが、基本的にどんな中華も揃っています。
人気は広東出身の
「飲茶」。小綺麗なレストランでは見た目も綺麗な点心が並びます。
少量からでもオーダー可能なので食事の量を調節したい時には便利。
また
「鍋」にも個性が光ります。ポイントは「スープ」と「タレ」。
日本でもお馴染の食材から「こんなものまで!」となること必至のものまで、
どちらかと言えばチープメニューですが、ローカルに混ざって食べるのは格別です。
その他、中国本国にも劣らない本格的な中華料理店も多くあります。
独自進化系としては
「おかゆ」。シーフードが得意なシンガポール人にかかるとおかゆもこの通り。
【マレー系】比較的お安目なものが多いのがこちらの系統。
代表格は
「バクテー」。漢方の香り漂うがっつりお肉料理。スタミナ満点です。
そしてシーフード大好きシンガポール人らしい
「プロウンミー」に
「ホッケンミー」などの麺類。
柔らかい麺とココナツミルクやスパイスのきいたスープが特徴。
またマレー系の中でも珍しい
「プラナカン(ニョニャ)料理」が食べられるのも要チェック。
プラナカンとは中華系とマレー系の混血の人々のこと。両者のいいとこ取りをしたマレーならではの家庭料理。
【インド系】
インドと言えばお馴染の
「カレー」。
街中カレーもいいですが、本格高級カレー店やカレーのコース料理なども選べるシンガポールの一大勢力。
そしてそこから発展した
「フィッシュヘッドカレー」。
読んで字のごとく魚の頭のカレーです。なんでもシーフードと融合するのはシンガポールらしさでしょうか?
未知との遭遇、お試しあれ。
【欧米系】こちらは人気の
「イタリアン」から簡単に頂ける
「サンドイッチ」類、
イギリス文化を感じる
「ハイティー」など様々。
最後に
★シンガポール料理★とも言うべき、独自発展系で押さえておきたいのは
「チキンライス」と
「チリクラブ」の2大メニュー。
チキンライスは別名「海南鶏飯」。海南島から来たと言われていますが海南島には同じメニューは無いのだとか・・・。
中華と言うには発展しすぎた感があります。
基本的には庶民派メニューですが、今や高級ホテルにもあるシンガポールきっての名物です。
チリクラブはスリランカのマッドクラブを用いた一品。
お値段はそこそこしますが、やはりこれを食べないとシンガポールは語れません。
豪快にかぶりつくのがシンガポール流。ビールとともにお召し上がりください!
おいしいものに国境はありません!とはいえまだまだ日本では見かけない料理が山ほどあります。
日本では味わえない数々のメニュー、お腹の限界まで味わってみてください。
現地infoシンガポールでは皆さまの期待にこたえられるよう、日々新たなレストランを開拓中です。
行く店に迷ったらぜひ
厳選!レストランリストをのぞいてみてください。
きっと気になるお店があるはず!
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sin@genchi.infoにご相談を。
皆さまによりシンガポールを楽しんでいただくために精一杯頑張ります!!!